赤ちゃんのアレルギーによる病気のひとつに「アトピー性皮膚炎」があります。
アトピー性皮膚炎とは、アレルギー体質がもとになって起こる慢性の
皮膚病です。
両親のどちらかにアトピー性皮膚炎、ぜんそくなどのアレルギー性の
病気があると、赤ちゃんも発症しやすくなります。
また、遺伝的要因が原因のすべてではなく、敏感な赤ちゃんの皮膚へ、
誘因となるさまざまな刺激が加わって起こります。
生後すぐに症状が出ることはまれで、早いときは2ヶ月ごろから、耳の下
や、額や頬のあたりに、赤くてかゆい湿疹が出来始め、だんだんに首や
体に広がっていきます。
湿疹は真っ赤になり、やがてカサカサしていきます。
しかし、こうした疑わしい湿疹ができて受診しても、すぐにはアトピー
性皮膚炎と診断は下されません。
生後2ヶ月ごろの赤ちゃんは乳児湿疹も出来やすい時期ですので、2ヶ月
間は様子を見て、アレルギー体質があり、特有の湿疹が続くようなら
診断が下されます。
●アトピー性皮膚炎の治療法
かゆみが強く、だんだん悪化していくようなら受診しましょう。
治療薬には軟膏が処方されます。非ステロイド軟膏のほかに、
炎症がひどいときにはステロイド軟膏も処方されます。
ステロイド軟膏を使用するときは、強い薬だからと炎症がおさま
らないうちに使用をやめると、かえって悪化することがあります
ので、注意しましょう。
適切な量を正しく使えばこわがる必要はありません。
治療法については、あらかじめ医師の説明をきちんと受け、指示を
守ることが大切です。
スキンケアの基本になるのは、清潔と保湿です。
入浴はぬるま湯で、刺激の少ない石鹸を泡立て、手で優しく洗い
ます。入浴後は保湿剤を塗って肌を保護します。
下着も刺激の少ない綿100%のものを選びましょう。
また、部屋のほこりやダニがアレルギーのもと(アレルゲン)に
なることがありますので、こまめに掃除をしましょう。
